2014年12月3日水曜日

夢を集める旅

寒すぎでしょ。
急に雪も降ってきて、
このめちゃくちゃ寒く強風吹き荒れる中、慌ててタイヤ交換させられる...

寒くて嫌だなとか思いつつ見上げた空。
こんな寒空の下、頑張っている仲間がいると思うと、
負けていられない。俺も頑張ろうって思えるよね。





1週間ほど前のこと、
そいつは松江にやってきた。

「ままチャリで日本一周」
おもしろいな。楽しそうだな。
「1万人の夢を集める旅」

!!?

どっと興味が湧いて、すぐに彼の元へ向かった。





ようすけ。22歳。
同い年。

6月に京都を出発、東日本から東北、北海道へとままチャリを漕ぎ、
島根へやってきた。
彼はこの旅で出会った人に夢を書いてもらい、その人とその夢を写した写真を1万枚集めてモザイクアートを作りたいと言った。
数分話して、もっと話したいと思い、その夜一緒にご飯を食べに行った。
その後いろいろあって、その日はうちに泊まることに。

ビールを飲みながら遅くまで語った。
旅の話をたくさん聞いて、写真をたくさん見せて。。。



翌朝、

いや、昼。起床。

夕方、人が集まる時間に松江駅で夢を集めたいと言うので、それまで
松江市内を軽く案内してあげることにした。




見るもの全てに興味津々で、
案内するのが楽しい。

俺もこんな旅がしたい。




その後、せっかく松江に来たのだからということで宍道湖へ。
久々に太陽が沈む瞬間を綺麗に見ることができた気がする。

ようすけ、持ってるみたい。






日が落ちて、
帰宅ラッシュの松江駅へ。

俺も少しの時間、夢を集めるお手伝い。
俺がいる間、20人弱ぐらいの人が協力してくれた。

立ち止まって協力してくれた高校生たちが
まさかの妹の友達で俺のこと知っていたり、やはり島根はせまい。笑
そして、立ち止まってくれた青年。
なんと彼も電車で日本一周中だった!!!



ようすけは道中、日本一周中の人たちとたくさん出会ってきたみたい。
やっぱり同じことしてる人集まると盛り上がるよね。
楽しいことも共有できれば、苦労もわかる。

そして情報をもとに集まる、顔見知りたち。
みんな応援してる。


松江での出来事をようすけがブログに書いてくれてる。
http://ameblo.jp/10ant-tenant/entry-11958456359.html


夢や目標を持って、頑張ってる人はかっこいいし、応援したい。
最近、頑張ることが楽しいと思える。






寒くて嫌だなとか思いつつ見上げた空。
こんな寒空の下、ようすけが頑張っていると思うと、
負けていられない。俺も頑張ろうって思えるよね。


雨にも負けず、風にも負けず、ようすけは今日もゆく。
彼の信念は、
雨に負けても、風に負けても、己には負けない。なんだけどね!





Tokunoshin



吉村鷹亮ブログ 「ままチャリ日本一周〜1万人の夢を集める旅〜」→
http://ameblo.jp/10ant-tenant/



2014年11月9日日曜日

符和 × Tokunoshin

お久しぶりです。

最近時間が過ぎるのが早いです。
気がつけば1ヶ月以上もブログを放置しておりました。

今回は宣伝で申し訳ないですが、よろしければお付き合いくださいませ。


先日より、Webサイト、Facebook等で告知させていただいていた
「符和」のハウスMix CDが2タイトル発売開始いたしました!!



「Guidance Of Mellow」(写真上)と「Chapter 9, Night Cinema」(写真下)
島根を代表するトラックメーカーでOTO RECORDSのオーナーである「符和」


符和 (√9/OTO RECORDS)

島根県松江市に店舗を構えるOTO RECORDSのオーナー兼DJ, トラックメイカーとして活動するアーティストである。様々なBPMから繰り広げる多彩な選曲,自らの楽曲を混ぜながらのDJプレイはヘッズのみならず必見である。自身が代表を務める島根発信レーベル√9よりアルバム,12インチヴァイナル,ミックスCD等多数の作品をリリースしている。2013年末にはMEGA-G,FREEZ,EMCEE STATE,ILL SUGIなど全国から豪華な客演を迎えた3rdアルバムをドロップし全国に山陰シーンの一石を投じたのも記憶に新しい。今年2014年には説明不要の監獄ラッパー「B.I.G. JOE,仙台HIP HOPアンダーグラウンドシーンの最重要人物「BUZZ」をゲストに迎えた話題の限定アナログ「City To City」を引っさげその活動の場を今も尚ひろげている。 
OTO RECORDS→http://oto.shop-pro.jp

その符和のMix CDのジャケットを担当するという形で、今回コラボが実現!!

今回は撮影から制作まで担当。
「大都会の夜のドライブ」というテーマを に対し、
あくまで松江の写真にこだわった。
松江の都会的な夜景にクローズアップし、おしゃれな街に演出。
曲ともマッチし、夜のドライブにピッタリの2枚となった。
どちらも¥1,500 (税込)




詳細はTokunoshin WEBへ → http://tokunoshin.com/release.html


ご注文、お問い合わせは
e-mail → tokunoshin329@gmail.comへ



今月22日(土)には、符和が経営するOTO RECORDSの10周年を記念したイベントが
松江市のNAKED SPACEにて行われます!!
ゲストには今年、符和とコラボした監獄ラッパーB.I.G. JOE」や、今年、残響にも出演した「NAGAN SERVER」、他にも豪華ゲスト、そして地元のアーティストたちが集結!!
Tokunoshinも前売りチケット(¥2,500/drink別)取り扱っておりますのでお気軽にお問い合わせください!




Tokunoshin





2014年9月27日土曜日

SOMECITY SHIMANE

SOMECITYをご存じでしょうか。

「その街の最高の舞台で、その街の最高のチームを決める」

ストリートバスケットボールリーグ、SOMECITY。
そのSOMECITYのトーナメントがここ島根で開催される。
それが「SOMECITY SHIMANE」

最高の舞台として用意された会場は松江市のくにびきメッセ。
この街の最高のチームとなるのは果たして…



今回、オフィシャルカメラマンとしてオファーが来たのは開催の1か月ほど前のこと。
オーガナイザーは松江市にあるフットサルをはじめとするストリートスポーツショップ「Embaixada」の高橋さん。
オファーをいただいたのは8月の頭に、松江市の運動公園で開催された、ストリートバスケのイベント「CRAZE」で勝手に撮らしてもらっていたからだろうと勝手に推測。笑



中学の時、かじる程度に1年ちょっとバスケをやっていたこともあって、もともとバスケに興味はあった。
スポーツの撮影は初めてではなかったが、CRAZEで撮ったとき、その撮影の難しさを感じた。
めちゃくちゃ速い。

Facebookか何かで見て開催を知ったSOMECITY SHIMANE。
見に行きたいなと思っていたころに舞い込んだオファー。
難しい撮影になるだろうとは思ったが、オファーを受けた。
屋内だから、こないだのCRAZEよりは暗いよなーとか思っていたが、
フライヤーに使われている写真を見たとき、かなり暗いことを知った。
全体の照明は落とし、コートにスポットを当てている感じ。

これは予想外。
暗い中での撮影は慣れているものの、
その中での激しく速い動き。撮れるのか。
試合中の選手に向けてのフラッシュはNGだろうし。
明るいレンズなんて、50mmの単焦点かマクロぐらいしか持ってないし、
今からそれように機材をそろえることもできない。

前日、会場の下見。
これはまじで行っておいてよかった。
思っていたよりさらに暗かったのだ。
WEBで見たTOKYOの会場よりかなり暗い。
試しに撮るが、感度MAXでもシャッタースピードが稼げない。わお。

不安MAXで臨んだ当日。
ちなみに、音を担当するのは、島根を代表するトラックメーカー「OTO RECORDS」の符和、そしてMitsuru、HIROの残響クルー3人。これは楽しくなりそうだ。

11時の開場に合わせて、待ちわびたお客さんたちが流れ込む。

 
チケットと引き換えに渡されるバンドは、WELCOMEとSORRYから選べる。
バスケ好きが集まるイベント、他のお客さんとバスケトークで盛り上がりたい!
って時にはこのバンドを見れば、話しかけても大丈夫なのか、否か、一目でわかり、
交流に一役買っている。
 

 
会場のすぐ外には、飲食ブースが並ぶ。
写真は残響メンバーFerment社長の和高醸造のブース。広島から参戦。
ジャークチキン、最高でした!
 
隣には、Tokunoshinの写真を展示中のカレー屋KARLYのオーナーの姿が。
男は背中で語ると言わんばかりに。

 
 
 

メインMCはCRAZEでもMCを務めたHONSHOWさん


緊張感高まる会場。
俺も、会場の雰囲気と符和のビートで高まるテンション。

3on3(3対3)形式で行われる試合。

全8チームでの熱い試合が始まった。

 
 
 
試合の前にシェイクハンド!
 

 
 
 






撮影のために至近距離にいた俺は、
誰よりも迫力ある光景を目にしてたであろう。

 
 
 
 
バスケってこんなにおもしろかったっけ。
 
試合の合間には、
ダンスショーケースや、
ゲストチームballaholicとのエキシビジョンマッチ、
お客さんとballaholicとの1on1対決など飽きさせない企画がさまざま。
 


 


お客さんVS ballaholicで
最初に名乗り出たのは、まさかの友達、TETSU!!
K-TAさんを相手に1ゴールを奪い、会場を沸かせた!!

 


 
 
 
そしてSOMECITY SHIMANEを制し、TOKYOへの切符を手にしたのは、
出雲のチーム「FOOL BALLER'S」
おめでとうございます!!
東京での活躍も期待します!!
 

 
 
 撮影が終わり、ほっとすると同時に疲労がすごいことに気付いた。
そりゃそうか、重いカメラを持ちながら、汗をかくほどコートの周りを走り回っていたから。
そして同時に、今朝より写真上手くなったんじゃないかと思った。
いや、なっているだろう。
 
ただ単にそこで何があったかを知るためだけの写真なんか撮りたくない。
そこにしかない独特の雰囲気。
今回の撮影はそれを重視した。
難しい環境、特にライティングなど。
だけど、それを壊しては意味がない。
 
ただ、正直、今使ってるカメラの弱い所突かれた感じはした。
あと、写真に関して個人的には満足していない。
 
なにはともあれ、
暗い会場の中で、コートに差し込むスポットライト、
激しく、予測不能なプレーヤーの動き、
撮影を忘れ、見入ってしまいそうなおもしろさ
と戦いながら、無事に撮影を終えることができた。
 
 
 
このイベントは本当に良い!
撮ってて楽しいイベントは本当に楽しいんだと思う。笑
今後このイベントがさらなる発展を遂げ、より楽しいイベントになることを心から願います。
 
今回撮影させていただいたことを感謝しております。
そして、次回の開催を楽しみにしております!
 
 
 
 
 
Tokunoshin
 
 
 
 
 
(有)和高醸造 → https://www.facebook.com/umaimiso
 
 
 
 
 






2014年9月13日土曜日

ASO

先週から5日間ほどツーリングに行ってきたので、そのレポと写真を少々紹介したいと思います。

以下の□~□はこのツーリングに行くまでの経緯なので、長いから読みたい人だけどうぞ!笑



16歳になった5日後には免許を取り、自分のバイクを乗りまわしていた。

もともとバイクが好きで、特にアメリカンタイプのバイクが好きで、
ていうかアメリカンな雰囲気全般が好きで、
教習中にネイキッドいいじゃん!と一瞬ぶれたが、一番最初に買ったのは、そう
「ドラッグスター250」
今回の旅のきっかけになったバイクだ。

400がほしかったが、高校生がバイトで維持することを考えたら、
車検が無い250CCがお手頃だったのである。
あの時はとにかく走った。そしてカスタムした。
その頃にはもう写真にはまっており、一眼レフを買うために金を貯めていた。
しかし、その金はカスタム等バイクに使ってしまった。笑

ドラッグスターを手に入れて、すぐに存在を知ったのが「ドラッグスターミーティング」
年に一度、全国のドラッグスターが集まるというのだ。
行きたいと思ったが、金もなく、一人で行くのも心細かった当時。
来年行こうと思うも年々忙しくなったりと、なかなか行くことができなかった。

その後ドラッグスター250を手放した。他のバイクを買ったり、車を買ったりしたからだ。
しかし、ある時大型二輪免許を取得。
と同時にイベントへの思いが湧き上がってきた。
翌春にドラッグスタークラシック1100を購入。現在のバイクである。

そして去年ついにチャンスが!
転職したこともあって、イベント開催日にあわせて休みを取ることができた。
後輩のドラスタ400乗りに声をかけ、宿も予約し、阿蘇会場へ行く準備万端で
わくわくしていた。
前日、「阿蘇会場イベント中止のお知らせ」という文字をイベントの公式HPで見てしまった。
台風直撃である・・・。

そんなことがあり、行こうと思ってから5,6年が経った今年もまた、
スターミーティングの時期がやってきた。(第8回よりスターミーティングに改名)
フォトグラファーとして活動を開始して間もなく、金銭的に余裕もない今、
今年も無理だと思っていた。
しかし、当日の天気を調べたり、オイル交換をしてみたりと、行きたいという気持ちが体を動かしていた。
結局行くことに決めたのは出発前々日。
行かなければ後悔するだろうし、
写真に関して成長できる気がしたし、行くしかない。
もう、準備する期間はないし、なんとなく決めた4日という滞在期間に対応する装備もない。
しかし、行くと決まればすぐ行動に移った。
バイク仲間に連絡し、タンクバッグなど必要な装備を拝借。なんとか準備を済ませ、
出発することができた。だがしかし、泊まるところや詳しいプランは決めていなかった。



◇1日目◇
5日金曜日、am7:30出発
出発前の走行距離は14051km
ツーリング前後の走行距離の確認はツーリングするときのお決まり?

ちなみに節約のため、今回のツーリングはオール下道。自動車専用道路の無料区間は使用。
まずは、長い長い島根を西に向かう。
途中定番の道の駅で休憩をしながら、昼前に浜田を走っていたとき、懐かしい記憶がよみがえる。
子どもの頃に連れて行ってもらったそば屋のカレーうどんを思い出した。
にしきそばのカレーうどん
優しい味。懐かしい味。

この日は福岡の友達のところへお世話になることにしたのだが、
このままでは早くついてしまう。
天気もいいし、予定変更で去年ツーリングで行った、山口県の角島へ寄ることにした。
浜田からずっと海岸線を行く。
結局行きは一番大回りなルートになることに。
まだまだ暑いけど、秋の訪れを感じた角島。
裏切らない景色だ。
おすすめは午前中の晴れた風のない日かな?たぶん。
より海が綺麗に見えると思う。

所沢ナンバーのライダーと出会い、連絡先を交換。
後から聞いたけど、2400kmのツーリングになったらしい。

ドラッグスター250のおじいちゃんライダー2人と遭遇。
絶対そうだと思い声をかけると、やはりスターミーティングへ行く模様。
また会場で!

海岸線を下り、関門トンネルを通り福岡入り。
3号線の渋滞はつらい。空冷大型アメリカンは暑い日には最悪です。笑
暑すぎてアイドリングストップ。エコのためではないです。笑

友達と合流できるのは22時以降になりそうだったので、先に風呂や飯。
旅の疲れをとるならやっぱ温泉でしょう。
温泉を表す写真はこれで十分。

友達と合流。懐かしい話で盛り上がり、就寝。
泊めてくれてありがとう。


◇2日目◇

翌朝、この日は阿蘇を走り回ろうと思っていたが、
阿蘇は昼から雨予報。降る前に阿蘇までは行っておきたい。
眠気が半端ないので、道の駅で休憩しながら九州を南下。
道の駅では久留米のライダーとバイクあるあるで盛り上がる。

阿蘇到着。雨はまだ降らない。どうまわるかなんて決めてない。
メジャーなところから行ってみよう!
とりあえず、大観峰を目指す。
大観峰を目前のところにある展望台へ立ち寄ると、ドラッグスター250と400が停まっている。
この二人もだな!と思い、また声をかける。
するとまさかの違った!てか知らなかった!
このタイミングでドラスタ2台で阿蘇へきて、スターミーティング目的じゃないってことに驚いた。笑
京都から来た若い二人組。
250、400、1100がそろったということで記念に!笑
 

それから大観峰へ。
やはり、メジャーな観光地。
バイクや車がたくさん。就学旅行か遠足だか知らないけど、子どももたくさん。

雲なのか、ガスなのかわからないけど、五岳ははっきりとは見えず。
でも素晴らしい景色。
 
 
この辺一帯の土は火山だからか、黒い。
 
 
 
さて雨が降る前に、一番見ておきたいメジャースポット、ラピュタの道へ向かいますぜ!
しかし、ミルクロード、走っていて本当に気持ちがいい。
そりゃ、走り屋も走りたくなるわ~
高級外車が飛ばす飛ばす。
先に言っとくけど、今回走ることが楽しくて、思ったより写真少なかった。
欲張っていろいろ行きたかったからだけど。


そして、
ラピュタへ。
ラピュタ見たことないけど、その由来はなんとなくわかった。




そしてそのラピュタの道を下って行く。

楽しみすぎて、昼飯を食うのを忘れていた。
そんなことより、今日の宿まだ決まっていない。。。
とりあえずライダーハウスがありそうな南阿蘇の方へ向かった。
走っていると写真で見覚えがあるモニュメントが。

とりあえず、去年予約したが台風のためキャンセルした宿に連絡。
覚悟していたがやはり満室。
そして、本当に泊まれるかどうか不安だったが、展望台で出会ったライダーに教えてもらった
このモニュメントのあるライダーズベースで聞いてみると、泊まれるとのこと!
宿確保!もう少し走る。

せっかくだから火口も見たい!
地図を見て、火口→草千里ヶ浜→米塚というコースができあがった。
阿蘇パノラマラインを通り、火口へ。

すごいガス。
危険レベルなのでこれ以上先に行くことができなかった。残念。


火口は見ることができなかったが、そんなスポットがなくても、
走るだけで楽しい阿蘇。
牛と出会ったり、

タ、タナカ…

馬と出会ったり。

草千里ヶ浜へ到着。
ガスってるのか、曇ってるのかよくわからないが
青空とのショットが撮りたかった。

でも好きだなここ。
ここも観光地整備ばっちしされてて、駐車場やお土産売り場など、整っている。
乗馬体験もできる模様。ちなみに駐車場は有料。バイクは100円。

そして最後に米塚へ寄って帰ろう。
走っていると米塚が見えてきた。良い撮影ポイントを探しながら走る。
ん?ここいいんじゃないか?いや、もっと良いところがあるはず。
駐車場発見。ここから歩いてちょっと登ればいい景色が見れるはず!
そう思い歩きだして20分ぐらい。草が高いし、良い所がない。
どうやら、さっきのところがベストポイントだった模様。欲をかいて写真撮れず・・・。
すると、宿方向の空が怪しくなってきた。
間もなく、雷鳴が。
向こうのほうで稲妻が走る走る。
よし、ここはストームチェイサーだ!(ストームチェイサーについては前記事をご覧ください→Passion continent
あの稲妻を撮ってやる!
稲妻めっちゃ速い(@_@;)
こんなことしてる場合じゃないことにようやく気付く。
急いで山を駆け下り、バイクに飛び乗ると宿へ向かって発進。
数km走ったところでポツポツきた。
昼からの雨予報、見事に外れたと思っていたが、後ろにずれ込んでいた模様。
最後の最後でやられた。
どんどん強くなる雨。
雨宿りという選択肢もあったのかもしれない。だけど、宿へ戻る時間が遅れるのは申し訳ないと思い、そのまま走る。合羽なんて着てる間にびしょびしょになるだろう。
稀にみる豪雨。道路はあっという間に川のよう。
そして強くなる雷。
音が近い。前方には無数の稲妻。あんな数初めて見た。

イメージ:NATIONAL GEOGRAPHIC

その中をバイクで、しかも単独で走る恐怖。雷の怖さをあんなに体感させられたのは初めてのこと。
なんとか無事へ宿へついたころには全身濡れてないところはないほどだった。
すぐにシャワーを借り、濡れたものを乾かす。

宿の方と話したり、隣の食堂へラーメンを食べに行ったりして夜を過ごした。

◇3日目◇

22:00前には就寝し、翌朝5時過ぎに起床。
前の日の雨、朝の冷え込み、これはもしかしてと早く起きてみた。
もしかしたらお目当てのものが見えるのではないか。
宿の方にそれを言うと、「今日はいいのが見えるよ」
すぐに出発。霧だらけで視界が悪い中、朝からステップをガリガリしながら山を駆け上る。
そして到着、そこには息を飲む光景が広がっていた。



雲海だ。
条件が揃わないとそうそう見ることができない雲海。
初めて行って、見ることができるなんて奇跡か。
前日雨に打たれた甲斐があった。笑
上が晴れていればなおよしだったが、そんなのは贅沢すぎだ。
雲海はどんどん晴れていった。もう少し着くのが遅かったら見ることができなかっただろう。
じっくり撮影をするならむしろ遅いぐらいだ。
昼間よりもたくさんの人とフォトグラファーがいた。

さて、この日のメインはこのツーリングのメイン。
そう、スターミーティングだ。
イベント開始は11時から。まだ朝の7時過ぎ。走ろう。
まだ薄らと残る雲海を横目に走り出す。途中Pで朝のコーヒーを飲み、ミルクロード、
やまなみハイウェイを少し走る。

せっかくだから、ミルクロードを制覇してやろう!
それが間違いだった。。。
気持ちよく走っていたのも束の間、少し低いところへ来たのだろうか、
周りが真っ白になり視界が悪い。幻想的だが、視界が悪いし、湿気が嫌になる。
そのままミルクロードを突き進む。
しばらくすると三叉路が。みんな真っ直ぐに行く。
真っ直ぐ行っても目的地に行くことができるし、そっちのほうが早い。
だけど、俺は最後までミルクロードを走りたかったので左へ曲がった。
しかし、なんとも道が悪い。しばらく進むとそこで悪夢が。
前方の道路が一面黒っぽい。霧でよく見えないが、舗装し直した部分だろうとそのまま突っ込む。
泥だった。
泥の水たまりではなく、なかなかの厚みの泥だった。
スピードもそんなに落とさず突っ込んだため、ハンドルをとられこけそうになるも、なんとか持ち堪えた。
そこを通過したあとのバイクがどんな姿になったかは言うまでもない。
会場到着前にできるかぎり泥を落とした。

そんなことがありながらもなんとか会場へ到着。
が、イベント開始は11時から。何時から開場しているのかもわからなかったため、
早めに行ったが早すぎた。9時に到着。
入口にはテープがしてあり、まだ準備もできてない模様。
堂々の1着である。笑

30分ほど待っていると続々とライダーが到着。
角島で会ったおじいちゃんたちとも再会。

10時、開場。
スターシリーズオーナーでなくても、ヤマハファンであれば誰でも参加できるこのイベントだが、
駐車場は分けられる。
スターシリーズを並べたいよねw
念願のスターミーティング。はしゃいだ。笑



会場では、スターシリーズの最新モデルの展示なども行われていた。
ドラッグスターはもちろん、海外向けのシリーズなども展示されていた。


 

1900CCのミッドナイトスター
仕向地は南アフリカ。
OHVに魅力を感じた。そしてデカイ。




バイクに乗る際に心がけているマナーなんかを書いてもらったり、
募金やチャリティーオークションなど、さまざまな社会貢献活動も行われていた。

節約の旅だが前日の昼は抜いたし、ここではいいものを食べようと、
阿蘇の名物、赤牛のステーキをいただいた。


恒例らしい、じゃんけん大会。
 
他にも、ラムネの早飲み大会や、勝手に賞を決めるなど
ステージではさまざまなイベントが行われていた。
ちなみに「一番人生の先輩で賞」は82歳のスターシリーズオーナーだった!

他のオーナーのバイクを見ると、
さまざまなカスタムが施されている。



 
そんな感じで、イベント終了。
この日は佐賀の親戚の家にお世話になることをお願いした。
思ったより早くイベントが終了したので、
前日撮り逃した米塚へリベンジに向かう。


はい、米塚↓

綺麗な形。

そして佐賀まで向かいます。
またも、ゲリラ豪雨に見舞われながら、18時半ごろ到着。
BBQの用意をしてくれていた。

ビールがうますぎた。
いとことバスケや花火をし、旅の疲れを癒した。
いや、バスケで疲れをさらに蓄積。。。笑


◇4日目◇

翌朝、島根へ帰る予定だったが、もう1泊することに!
たまたま仕事が休みだったおばたちと福岡のコストコへ行ったり、
犬と戯れたりして過ごした。

夕方、小学生のいとこが帰ってきてから、さくらの里というところへ連れて行ってもらった。
白石の平野が見渡せるそうだ。
平野と、有明海がよく見える。

んー、木が邪魔で撮りづらい。笑
そして、見晴らしのいい場所でいつも思うが、広角が足りない・・・。
今回のツーリングではそういう場所が多く、特に困った。
次は広角レンズを買おうかな。


 
 
◇5日目◇

2泊お世話になって、ツーリング最終日を迎えた。
この日はさすがに帰らなければ、18時より予定があるのだ。
って、間に合うのか・・・?

7時半ごろ佐賀を出発。
もちろんこの日も下道だ。
とにかく九州を出るまでがかなり辛い。5日間のクラッチ操作で左手の握力はどれだけ強くなっただろう。笑
5時間半ぶっ続けで走ったが、まだ半分。(よい子はまねしないように)
休憩&昼食。
時間がギリギリのため、途中写真を撮ることもなく、ただ走る!
島根に入ってからが長い・・・


予定より20分ほど遅れて松江へ帰還。用事をこなし、
自宅へ帰ったのは22時すぎのことでした。


はい、帰った時のオドメーターは15406km。
つまり、今回の走行距離は1355km!
まぁまぁ走ったな。
俺も、ドラスタもお疲れ様。

そしてこの超長いブログを書いてる俺、お疲れ様。

完全にただのツーリングレポ。
そんなつもりじゃなかったのに。
それだけ濃い5日間だったということです。

ここまで付き合ってくださった皆様ありがとうございました。
最後に本題というか今回の旅を通して感じたことを少し。

ツーリングとしてはもちろん最高な思い出となった今回。
もちろん写真を撮るのも目的だったわけだが、
今回各地で写真を撮っていて気付いたこと、いや、
以前から薄々感じてはいたけど、今回明確になったこと、
それは、
綺麗な景色の写真を撮ることが苦手だということ。
特に、有名な観光地とかそういうところで。
その場所や時間に合った設定で、観光情報誌に載っているような写真はふつうに撮れる。
だけど、なんか撮っているというより撮らされているという感覚。
簡単に言うと、面白味のない写真になっている気がする。
ありきたりな写真にしかならないのだ。

経験かなとも思うけども。
何度もそこへ行けば、それとは違う、自分らしい写真が撮れるのかな。

でも本当に今回の旅はいろんな意味で成長できた旅だった!
迷ったら行動。何事も経験。

以上、ありゃした。


Tokunoshin