2015年8月6日木曜日

マナー、モラル、ルール

前記事で書いた水郷祭についてもう少し。

水郷祭の来場者数は
昨年、一日で29万人。
今年、二日間で43万人。
松江にこれ以上の人が集まるイベントはない。

今回、過去最高の人出を記録したわけだが、
たくさんの人が集まることは、イベント関係者はもちろんのこと、
地元住民、常連の来場者なら承知のこと。

当然のように皆、一番の目当てである花火を見るための場所取りをする。
特に二日目は朝一でもこの様子。


前日から場所を取る人も。
今年のポスターにはきちんと、事前の場所取りはご遠慮くださいと書いてあったが、、。

かと言って、場所取りを禁止にしようものなら、
花火打上直前の大混乱は避けようがないだろう。やむを得ない。

とまあ冷静に見てられたのはここまで。

この写真を見てどう思うだろうか。



この写真は二日目の昼すぎに撮ったもの。

まぁこういう見せ方をして、何も気づかない人は、、、いるのかな?
せめて何かあるとは思ってほしい。
写真を見て気づいた人も、もし当日ここを通ったときに同じことを思っただろうか。

場所取りのためのビニールシート、椅子、それが乗っているのは点字ブロック。
そうでなくても、ここは歩道。道路だ。

先の写真は、公園の敷地内での場所取り。
こちらは人が行き交う道路だ。
場所取りは極力しないのが望ましいが、致し方ないところもある。
しかし、せめて端の方で邪魔にならないようにするなどの配慮が必要ではないろうか。
まして、点字ブロックを平然と覆っている。


憤りを感じた。
実は、去年も同じ現場を目撃し、同じように写真を撮った。
しかし、何もできなかった。

そんな想いを抱えながらの今回。
ポスターに場所取りのことについて軽く触れられていたが、
誰も見てないのだろう。見ても何も感じなかったんだろう。
今年も同じ光景を見ることになった。正直そうなるだろうとは思っていたが。


点字ブロックに気づかずやっているのだろうか。
わかっててやっているのだろうか。
どちらにせよ、困る人がいるのだ。

今回はそんな人がいたら声をかけようと決めていた。
しかし、その光景を目撃したときに持ち主がその場にいることは少なく、
勝手に他人のものを動かすことまではしなかった。
丁度場所を取ろうとしている人、その場にまだいた人など数人ではあるが声をかけた。

「点字ブロックにはかからないほうがいいですよ」
「ここは歩道ですよ」
そんな風だったかな。
素直に直す人、不機嫌そうに直す人。
見るからに言うこと聞かなさそうな人に声をかけなかったことは後悔。
多すぎてキリがなかった。

不機嫌そうな人がぼそっと言ったのが聞こえた。
「広い歩道なのに」

正直カチンときた。
だけど、ここでトラブル起こすわけにもいかず、
そこで声をかけることをやめてしまった。

確かに少し広めの歩道かもしれない。
だけど、あなたが塞いでるのはその広い歩道の中のたった一本の狭い点字ブロック。
視覚障害の人からしたらそれが道。全部なんだよ。


じゃあお前はどう場所取りしたんだよって思う人もいるだろう。
一日目は、場所取りせず、昼から会場入りし、夕方から撮影場所でずっと待機。
二日目は、さすがに場所取らないと撮れないと思い、朝から歩道の付近の邪魔にならないところに小さな椅子を置き、風が強かったので定期的に様子を見に行った。
これが正しいかどうかはわからないけど、最大限の配慮をした。


途中ほんとに腹が立ってイライラしていた。
なぜこんなに腹が立つか。
そんな人たちの中に写真愛好家の人たちがたくさんいるからだ。
同じ写真を撮る者がそんなことをやってると思うと腹が立った。

松江の一大イベント 水郷祭。
全ての人に愛されるイベントにしたいってのが主催者や、松江市民の願いじゃないかと勝手に思っている。
ただ、中にはこのイベントに興味が無い人、ただ、その道を通るだけの人だっているんだ。
それを良い場所で花火が見たいがために、良い写真が撮りたいがために、人に嫌な思いをさせたり、水郷祭のことをよく思わない人や写真を撮る者をよく思わない人が増えてもいいの?

花火が始まる少し前に、続々と取っておいた場所に人が集まってきた。
俺がいた場所の横にあった大きなシートには家族連れが座った。
点字ブロックを広範囲にわたって覆っていた。
見ると、人の良さそうな人たちだ。
悪気はないんだろうな。ただ何も考えなかったんだろうな。
ただ、子供たちはそれを見てるよ。

花火が始まってからは動く人もそういないし、
点字ブロックを通る人もいないとは思う。
だから極力、時間ギリギリまでは点字ブロックの上は空けておけないかな。

それと、これはイベント関係者と警察に対してだけど、
今回はポスターに場所取りのことが書いてあったからちょっと期待してたけど、
書いただけなのかな。
警察も近くにはいるのになんで見回って注意とかしないのかな?
見るのは車道だけ?


マナーとモラルとルールっていう言葉があるけど、

ルールよりもマナーやモラルのほうが大事だと思う。

ルールっていうのは規則や法律だったり。
人の意思に関係なく守る義務があるもの。

マナーやモラルはその人次第。
その人の人間性が問われる。

守らないといけないものが守れても、
守ったほうがいいものを守れるか。

自分に勝てるのか。


ルールしか取り締まることは出来ないのだから。




長くなったけど、
去年から思ってたこと。
やっと行動に移せたけど、微弱すぎて何も変わらないかもしれない。
けど、水郷祭が好きだからこそ、何かしたいと思った。

正直、俺も嫌な思いしたし、こんなに場所取りが大変なら
来年から水郷祭で写真を撮るのやめようかなとも思った。
(たぶん撮るけど。笑)
来年から人がその場に常にいないなら事前の場所取り禁止でもいいなーと思った。
また違う問題が出てくるからそんなルールはなかなか作れないとは思うけど。


来年は同じ光景見たくないな。


ルールになってしまう前に、自分から行動しませんか。






最後まで読んでいただきありがとうございました。
読み辛い文章ですができればシェアしていただいて、
気づく人が増えたらいいなと思います。



Tokunoshin









2015年8月4日火曜日

水郷祭

おっと、今回は2ヶ月近く空いてしまった。
時が経つのが早すぎる、、。



松江の夏といえば、水郷祭。


もちろん今年も行ってきました!!

つい先日、正式に国宝に認定された松江城。
それを記念し、通常1日目3000発、2日目6000発のところ、
1日目3000発、2日目10000発の計13000発の花火があがった!

結果から言うと、
両日ともに晴天に恵まれ、多少の風があり心配された花火の打上も無事に行われ、
二日間で43万人来場という過去最多の来場者数となり、大成功で幕を下ろした。



両日、睡眠不足のまま昼間から会場入りし、炎天下を重い機材を担いで歩き回りへとへとになった。日頃の運動不足がたたり、全身が痛い。
そんな疲れを癒してくれたのは、昼間から浴びるように飲むビールだった。

いや、夜空を彩る大迫力の花火だった。

湖上花火ならではの演出。
水の都 松江にはよく似合う。
人混みはそんなに好きじゃないけど、県内外からたくさんの人が来てくれるのは嬉しい。
二日間で松江市の人口の2倍以上が来たのか、、笑


花火だけじゃない水郷祭。
思考を凝らした、数々のイベントがまた楽しい。

語りたいことはまだまだたくさんあるけれど、今日も花火撮影してくるので、またいつか。
来たことない人は、来年是非お越し下さい。
国宝 松江城にも是非!

それでは、いくつか花火の写真をご覧下さい。












これらの写真については、
ダウンロードOKですが、壁紙での利用などの個人利用のみ可とします。
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それでは!



Tokunoshin